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東京八王子ビートレインズを応援、ご支援いただいている全ての皆様へ

ファン、地域、スポンサー、関係者の皆様におきましては、日頃より東京八王子ビートレインズへの熱い応援、温かいご支援をいただき誠に感謝申し上げます。

この度、苦渋の決断ではございますが、皆様方へご報告させて頂くことがございます。

昨シーズン取得いたしましたB2リーグ(以下「B2」)の参加資格であるB2クラブライセンスですが、2024-25シーズンを対象とした申請を取り下げる判断をいたしました。当クラブは2023-24シーズンのB2クラブライセンスの交付を受けておりましたが、今回の判断の内容と今シーズン以降に向けたライセンス取得に関する方針を皆様にご報告させていただきます。

まずは、今回このような判断をしたことについて、日頃より応援、ご支援いただいている全ての皆様に心よりお詫びを申し上げます。

プレーオフ進出をかけて戦っている最中ではございますが、今シーズンプレーオフに出場し、プレーオフの競技成績がB2リーグの入会に必要な条件を満たしたとしても、2024-25シーズンと2025-26シーズンはB3リーグ(以下「B3」)で戦うことになります。

今回、申請を取り下げる判断に至った理由として、Bリーグがライセンス交付に必要とする要件について、クリアできないものがあるためです。
2020年に多額の債務(2.8億円)を引継ぎ、M&Aをして再建を命題としてクラブ運営をして参りました。皆様方のお陰様で3年連続黒字という経営をすることはできました。
2023-24シーズンを対象としたB2ライセンスの判定においては、コロナ禍の特例により債務超過額は判定に考慮されないという事情もあり、それ以外においてBリーグにここまでの2年の実績のクラブ経営についてご判断頂ければと思い、B2クラブライセンス申請を2022年11月に行いました。お陰様で、2023年3月に2023-24シーズンのB2クラブライセンスを取得でき、昨シーズンは活動をしてきました。
それも皆様方の多大なるご理解、ご支援があったからこそと心より感謝申し上げます。

今シーズンがB革新の審査対象シーズンという事もありますが、様々な角度から債務超過を無くすことができないのかと経営陣で苦慮して参りました。
しかしながら2024年3月から4月に行われるライセンス判定のタイミングまでに債務超過を無くすことができないため、現行ルールに則り、この度、2024-25シーズンを対象としたB2クラブライセンスの申請を取り下げるという苦渋の決断をいたしました。Bリーグのクラブライセンス交付規則では、申請期日の前年の事業年度終了時点で債務超過であった際は、ライセンスが交付されないこととなっております。そのため、当クラブの場合、事業年度が終了する2024年6月末時点で債務超過であった場合は、2024年11月末を申請期日とする2025-26シーズンのB2ライセンスが交付されず、2025-26シーズンもB3で戦うこととなります。

また、当クラブにて活動しているBユース生の事情を考慮し、BリーグのU15チーム規程で定められているBライセンスが取得できなかった場合において、「BクラブU15チーム」のカテゴリーおよびチーム区分として登録することがBリーグの理事会で認められたこともご報告いたします。これによりU15チームはこれまで通り、Bリーグの主催する大会に引き続き出場することができます。当クラブとして、U15チーム規程はこれまで通り遵守して参ります。

今後、クラブとしては2026年B.LEAGUE ONE(以下、「B.ONE」)参入を第一の目標として、クラブ運営をしていく所存です。それにはもちろん、来年度において債務超過解消をすること、そして審査基準をクリアすることが必須となります。

2026-27シーズンから開始されるB.ONEに参戦するためには、債務超過を解消して、B.LEAGUE NEXTライセンスを取得し、平均入場者数1,500名以上が必要です。その必要条件を満たした上で、理事会が選定したクラブとなる必要があります。

東京八王子ビートレインズに期待してくださっている、ファン、スポンサー様、関係者様におかれまして、このような判断となりましたこと、深くお詫び申し上げます。

クラブとしては、今シーズン皆で力を合わせて必ずプレーオフに出場できるように邁進して参ります。
今後、この債務について、しっかりと無くせるように経営陣はさることながら、社員一同邁進して参りますので、何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします。

令和6年3月18日
株式会社THTマネジメント
代表取締役社長 室舘 勲


2023-24シーズン B.LEAGUEクラブライセンス交付決定のお知らせ(2023年3月14日)
クラブライセンス交付規則(Bリーグ)
財務基準[F.02]純資産基準 
(1) 基準 
ライセンス申請者は、債務超過であってはならない。 ライセンス申請者の計算書類において、申請期日の属する事業年度の前年度末日現在、純資産の金額がマイナスである(債務超過である)場合は、本基準は充足しないものとする。 ただし、災害等特例措置により、2019年度(2020年6月期)、2020年度(2021年6月期)、2021年度(2022年6月期)は、本基準を適用しないものとする。 また、B2ライセンスについては、2022年度(2023年6月期)も本基準を適用しないものとする。
財務基準[F.08]ライセンス交付の決定に先立つ損益見込み、申請期日以降に実行される(予定を含む)資本政策
 (1) 基準 
ライセンス申請者は、今年度の損益見込、スポンサーリスト(広告料収入の相手先および金額を記載した一覧表)および申請期日以降に実行される(予定を含む)資本政策をライセンス事務局に提出し、当該事業年度末において、F.01利益基準、F.02純資産基準、F.03売上高基準に抵触しない見込みであることを示さなければならない。 提出された損益見込みおよび資本政策を勘案した結果、当該事業年度末において、F.01利益基準、F.02純資産基準(B2ライセンスにおいてもA基準として取り扱う)、F.03売上高基準を充足しない可能性が高いと判断される場合には、本基準は充足しないものとする。

U15チーム規程(Bリーグ)
第15条〔Bライセンスが取得できなかった場合の取り扱い〕
 (1) Bクラブは、Bライセンスを取得できなかった場合、その保有するB.LEAGUE U15チームを第2条に定めるカテゴリー・チーム区分に登録することはできず、当該B.LEAGUE U15チームは、Bリーグが主催する大会に参加することはできない。ただし、当該B.LEAGUE U15チームが本規程に定める事項を充足できると理事会が判断したときは、当該Bクラブは、Bライセンスを取得できないことが確定したときから最大3年間、その保有するB.LEAGUE U15チームを「U15」の「BクラブU15チーム」のカテゴリーおよびチーム区分として登録することができるものとし、かかる登録がなされた場合、当該Bクラブの保有するB.LEAGUE U15チームはBリーグの主催する大会に出場することができる。