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B.LEAGUE 準加盟資格の失効に関してご報告と今後の方針について

いつも東京八王子ビートレインズへのご声援、誠にありがとうございます。

八王子ビートレインズは、1月23日(木)の「B.LEAGUE準加盟資格の失格」の発表をうけ、「B.LEAGUE 準加盟資格の失効に関してご報告と今後の方針について」記者会見を1月24日(金)に行いました。

多くの皆さまにご心配をおかけし、また期待を裏切るような形となり、大変申し訳ございません。1日でも早くこの状況を克服できるように努めます。
引き続き、ご支援、ご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。
 
株式会社THTマネジメント
代表取締役社長 和田 尚之


<<会見全文>>

本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。
本日の会見では準加盟資格の失効に関してお話させていただきますが、B3リーグに関する参加資格については、引き続き、有効であることから、本日明日の試合をはじめとして、今後の公式戦は行わせていただく予定である運びである旨、最初にお伝えいたします。
 
まず、昨日のBリーグ理事会において弊クラブの準加盟資格の失格が決議されました。
準加盟クラブとは、将来B2リーグに上がってBリーグへの入会を目指すクラブを指しており、規程の条件を満たした場合に認定されます。今回、Bリーグからは、選手やスタッフに対する給与、試合運営費用の支払遅れが生じたことから「短期的に資金難に陥る可能性が極めて低い」とは考えられない状態と判断し、今回の決定に至ったと説明を受けました。日頃よりご支援をいただいておりますスポンサー企業様、応援してくださるファンの皆さまには、このような状況となってしまい、誠に申し訳なく思っております。
 
今回このような状況に至った経緯をご説明させていただきます。
2018-19シーズンの決算報告書がBリーグより発表されているので、ご存じかと思いますが、弊クラブは怪我人が相次いだこともあり、最終的なトップチーム人件費が他クラブと比較しても高く、その影響等により資金繰りが悪化いたしました。
今シーズン前にB2ライセンス継続のため、債務超過の解消までを含めた事業計画を作成し、資金が回る予定で計画を立てておりましたが、昨年10月ごろから支払いの遅れが生じるようになりました。リーグと共に新規スポンサー獲得に動いてまいりましたが、思うように契約に至らず、現在も経営が困難な状態が続いています。
週明けには現在のスポンサーの皆さまを対象に、今回のリリースについてのご報告と今後の活動方針について説明をさせていただく予定でおります。
 
現在、クラブ再建のためにできる限りの活動を行っております。
クラブの状況を理解した上で、新規オーナーとして手を挙げてくださっている企業も複数あります。クラブとしては、クラブ再建のために引き続き、その方々と話し合いを進めてまいります。
さらには、八王子の企業の皆様からも、今シーズン中にご支援いただけるとのお言葉を多くもらっております。
また、クラウドファンディングを行い、クラブを応援して下さっている皆さまからの資金を募ることも予定しております。こちらについては詳細が決まり次第、改めてご案内させていただきます。
 
今後は、全チームスタッフ、全選手と面談を行い、契約内容の見直しが必要だと考えています。B3リーグとも綿密に連携を取り、選手、クラブの双方にとって良い道を選択したいと思っています。
また、昨日、クラブのWEBサイトからご案内させていただきました通り、本日の試合より運営規模を縮小させていただくことと決定いたしました。お客様にはこれまで、非現実空間を楽しんでいただきたい、迫力あるバスケットをより良い環境でご観戦いただきたいと演出や会場設営にこだわってまいりました。しかしながら、このままの興行を続けることは得策であるとは考えられないため、一時的にコンパクトな運営をすることといたしました。一刻も早くこの状況から抜け出し、再びお客様に楽しく、快適に観戦いただける環境を提供したいと考えております。
その間、ご迷惑をおかけしますが何卒ご理解くださいますよう、お願いいたします。
  
今後、クラブといたしましてはこのような資金集めをして、安定した経営を行っていき、まずは再び準加盟クラブとしての認定をいただくことを目指しております。
準加盟資格の再申請が可能な場合でも、会社およびチーム組織の強化やクラブと地域の結びつきなど初心に戻り、立て直さなければならないことが多くあると考えています。そのために来シーズンもB3リーグで戦い、近い将来にはB2ライセンスが取得できるよう努めてまいります。
 
準加盟資格の失効により、多くの皆さまにご心配をおかけし、また期待を裏切るような形となり、代表として深く反省しております。
この事実を真摯に受け止め、1日でも早くこの状況を克服できるように努めます。
今シーズンはあと30試合残っております。皆様には引き続き、ご支援、ご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。


<質疑応答>
Q.けが人が相次いだことが原因とありますが、何人くらい出たのですか?
A.同じ時期に怪我で出場できない選手は5名ほどおりました。規程ではベンチにエントリーする選手が10人以上いなければならない中、5人しかいないという試合もあり、追加で選手の契約をしなければならず、結果的に人件費が膨らんでいきました。

Q. 準加盟資格の失格によるデメリットとは?
A.昨日のリリース後よりたくさんの電話やメッセージを頂戴しております。ご心配をおかけしており、申し訳ございません。誤解のないように伝えたいのは準加盟資格の失格により、運営ができなくなる、このあとの試合ができなくなるということではなく、あくまでもBリーグのライセンス申請の資格が無くなったということです。準加盟という言葉が聞きなれないので、「失格」という文字から活動停止なのでは?と思っていらっしゃる方も多いようですので、この場で誤解のないようにご説明させていただきたいと思います。
我々としては上を目指していきたいので、今回は経営の不安定さから失格となりました。今後、きちんとした経営状況が保障される確約が取れた場合には改めてBリーグに準加盟資格の申請をすれば理事会で承認を得ることができます。

Q.準加盟資格を失格となったクラブはありますか?
A.私の知っている限りでは、これまでに失格となったクラブはありません。

Q.B3でずっと良い場合は準加盟を取らなくても良いのですか?
A.はい。B3リーグはライセンスに代わるものとして公式試合参加資格を得ることができればB3リーグに加盟し続けることができます。

Q.残りのシーズンでB2ライセンスを取得し、たとえば1位でシーズンを終えたときにB2・B3への入替戦出場は可能ですか?
A.規程だけを見ると準加盟クラブの資格を再度取得できた時には可能性はありますが、現実的には厳しいと思います。

Q.それは経営の不安定というのは具体的にどういったことですか?
A.選手やスタッフへの給与や業者さんへの支払いの遅延が複数回起きてしまったということです。

Q.今後B2リーグを目指していくのか?
A.今シーズンは最短でB2に戻ろうと思っていましたし、ファンの皆さんもそのつもりで応援してくださっていたので裏切るような形となり、申し訳なく思っています。給与の遅配など会社の不安定さがチームに伝わっていたと感じます。本来であれば実力のあるチームですので勝てる試合も不安な気持ちでプレーしたため、敗戦となった試合もあったのではないかと思います。そういったゲームをお見せしてしまったことも含めて、応援してくださる皆さまには申し訳ないと思っております。
2シーズン前にB2に昇格しましたが、会社の組織や財政状況など無理をした部分もあると思うので、同じことを繰り返さないためにもしっかりとした基盤をつくった上で、将来的にはあB2に再チャレンジしたいと思います。

Q.選手との契約内容見直しとは給与の話ですか?
A.はい。移籍期間がまだありますので、他のクラブからオファーがくる選手もいますでしょうし、選手たちの意思確認をしたいと思っています。

Q.試合運営の一部を変更したことにより観客にとって不便というのはどういった点か?
A.観客席の段差を無くしたことで見えづらかったり、座席数を減らしたことで希望の席に御着席いただけないことがあると思います。演出の部分についても、照明を入れることにこだわりを持ってきましたが、状況的に厳しいと判断しました。しかしこれまで携わってくれている業者様のご厚意で今節は照明演出を入れることができました。今後はなるべく費用のかからないように運営していく予定です。

Q.これはいつまでか?
A.はっきりとは言えませんが、今の時点では今シーズンはこのような形で試合を行う予定です。

Q.新規オーナーで手を挙げている企業はいるのか?それは市内の企業か?
A.市内の企業もありますし、都内の企業もあります。

Q.オーナーが決まれば経営が安定するのでは?
A.そう期待しています。

Q.八王子を出たいという選手はいるのか?
A.いると思います。B3リーグのルールではアマチュア選手契約も可能なので、そういったルールも活用しながらチームを編成していかなければならないと思います。幣弊クラブの主力選手の多くは設立や2シーズン目からいる選手が多いので、この状況を素直に話をして一緒に乗り切っていってほしいと伝えたいと考えています。

Q.資金繰りが厳しくなったいうことだが、チーム人件費の支出が影響しているとのことだが、収入部分の要素はないのか?
A.スポンサー企業の社数でいくと若干減ってはいるものの売上は微増です。今シーズンは債務超過を解消しなければならない現状もあったので新しいオーナーが入ることによって増資をし、解消ができればと考えておりました。入場料収入が目標に達していないことは事実なので、もっと多くの方にご来場いただけるよう、様々な方法で増やさなければならないと思います。

Q.B2とB3では観客数に変動があるのか?
A.八王子のお客様はそこまで変動はないと思っていますが、対戦相手となるクラブのファンの数はB1・B2に比べると少ないと思います。演出面については昨シーズンに比べ、クオリティがあがっていると思いますが、ゲーム内容やレベルは昨シーズンと比べると落ちている部分はあると思います。それは階層分けされている以上、仕方がないことだと思います。

Q.今は債務超過の状態か?
A.はい。今は借入でしのいでいます。B2ライセンス取得のために債務超過を解消できるよう計画を立てていたので、計画通りにいけば返せる予定だったのですが、このような状態になってしまい、ライセンスについては待たなければならない状態なので準加盟資格を取りなおす方に舵を切っているという状況です。

Q.今のところ残りの試合はすべてやる予定なのか?
A.はい、ホームもアウェーもすべて実施する予定です。

Q.今回、特急シートを10席減らしたとのことだが、その分はどうしたのか?
A.今回減らした座席はアウェー側であったので、比較的売れづらいと判断し、単価は下がりますが需要の高い自由席に回しました。

Q.ひな壇の取りやめについては設置にお金がかかるということか?
A.設置にお金はかからないですが、アリーナに保管や常設できないので、別の場所に保管しています。そこからの運搬にコストがかかります。

Q.実際にチームの人員削減もされるのか?
A.面談次第ではありますが、頑張らなければならない時期に人を減らすのは逆行していると思うので、できればこのままのメンバーで苦しい状況を乗り越えたいと思っています。

Q.自由席200席に削減した理由は?
A.アリーナ内の椅子の数だけでは賄えないため、毎回パイプ椅子もレンタルしております。その運搬費用を削減するために今回自由席を減らすことにしました。
削減した体制で運営をするのは今節が初めてなので、今回やってみてお客様の反応や運営上問題があるようであれば、次の試合では見直しを図って、多少費用がかかったとしても改善していきたいと思っています。

Q.自由席は200席で足りているのか?
A.通常ですと1階自由席はほぼ売れていますので、足りない計算になります。チケット担当がコントロールし、1階自由席が満席になる前に指定席や2階自由席を案内する予定です。
もちろん座席数を増やし、販売したほうが収入になりますが、コストがかかるのも事実なので、一旦見させていただき、あまりにも1階席をご希望のお客様をお断りするようであれば、座席を増やせるように工夫をしたいと思います。

Q.スポンサー企業への説明会は週明けか?
A.はい、週明けに2日間予定しておりますので、お集まりいただける方にはどちらかの日程にお越しいただき、ご説明させていただきます。

Q.昨日のリリースを受け、ファンの方からの声は寄せられているか?
A.気にかけてくださっている方が多いと感じました。しかしリーグのリリースタイトルを見て「活動を停止するのではないか」と不安に思われる方が多かったようで、私のところに多数のお問い合わせをいただきました。またスポンサー企業様からはリリース前に状況を教えてほしかったとご指摘いただきましたので、事前にご連絡を差し上げるべきだったと反省しております。

Q.給与の遅配により、退職された社員はいるか?
A.遅配が原因で退職した社員はおりません。

Q.クラウドファンディングはいつから始めるのか?
A.今、申請をしており、27日(月)ごろには始めたいと考えております。

Q.ファンの方の中で来場を呼び掛けている動きなどあるか?
A.直接試合に行こうというお話をされている方がどれくらい、いらっしゃるのか分かりませんが、昨日リリースの後にボランティアで手伝いに行くよと連絡をくださったファンの方が多数いらっしゃいます。チケットを買って試合を見た後に、片付けまで手伝っていただけることにすごく感謝しております。

Q.行政には連絡をしたのか?
A.連携協定を結ばせていただいているので、こちらに何かあった時には当然、行政の皆さまには迷惑をかけてしまうということを今後は、よりきちんと考えていかなければならないと思っております。
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